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ハンドメイドリール 製作記その1
ふとインターネットで目にした自作リール。
雑誌でごく稀に取り上げられたりも。
でも、道具(工具)代でいったい何個の市販リールが買えるか・・・。
・・・えっ、機械貸してくれるんですか?!  2003.01.10





そんなこんなで、作ってみよう!になったリールですが、前途多難・・・
仕事で携わっている人ならともかく、ズブの素人が工業高校以来の旋盤なんて。
まあ、やってみないことにはね。そんな素人の試行錯誤記です。  

まずは。
1.どんなリールが欲しいか、ラフにデッサンしてみました。その数は数十枚。
 でも、あんなのもこんなのも作りたい!と夢膨らむ時です。

2.パソコンで図面を書ける「CAD」を使って形にしてみました。なにせ、図面に
 できないデザインは、自ずと作ることはできないですからね。
 これが以外に大変です。全てのパーツが重なり合いつつも0.数mm~1mm
 くらいで干渉せず、ガタを出さず回るからです。強度的な厚さも保ちつつです。

3.同時進行で旋盤の勉強をしています。これもまた、今回の道具である旋盤と
 フライス盤で加工できない物は作れないからです。今どきの市販リールは
 たいがい 「MC・NC」というコンピューター制御で高度な加工をしています。
 もしくは鋳造(型抜き)かプレス。

4. 2.と3.の繰り返しが1ヶ月以上続きました・・・。
 こんなデザインにしたいんだけど、 加工が困難とか加工技術がないとか、
 でも、フツウっぽくしたくないとか・・・。
 1個のリールの図面を形作るのに数十枚の図面を書きました。

5.なんとか図面が落ち着いてきたので、次に材料を考えました。
 これはいろいろインターネットで調べて、使用に適していて、加工しやすく、
 安価、市販リールにも使われているのもなど、候補にあげていき、
 どこに何を使うか選んで見積もりしながら 買い揃えました。
 ホームセンターにも よく通いましたねえ。

金属加工の経験が無いって、こうも大変なのかと思いました。
どんどん作って経験して覚えるったって、たくさん失敗するお金も暇も無い
ですからねえ(笑)。


ここまででしたこと
・リールのデッサン、ギヤラチェットなどのアイデア
・CADの勉強・旋盤の勉強・材料の勉強
・持ってるリールの分解、採寸、ラインキャパの体積比較
・他の方のハンドメイドリールのデザイン収集(同じじゃあつまらないので)

by t-made | 2006-04-01 20:18 | リール 製作雑記
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